工房のこだわり

素材へのこだわり

日本の自然環境は1年を通して湿度が大きく変化します(20%~90%)。この変化に対応できるのは国産材ですね。地産地消が原則ですが現状はそうも言っていられません。輸入材でも環境に適応できる物は使いますが大きく変化する素材は使用を控えています。全て無垢材ですので素材を充分乾燥させて使うのはもちろんですが、常にお客様の生活環境を考えて、素材を適材適所に使っていきます。また、作る季節ごとにその都度仕込み具合や組み手を変えて作っています。

厨子W400H600D300(漆)
厨子W400H600D300(漆)

欅材

欅材は国産材がほとんどです。小木から大木まで千差万別ありますが色によって価格は差が出ます。赤身の目の詰まったモノが高級材として取引されています(なかなか手に入りませんが)。中には一本数億円なんて物も過去にはありました。工房では主に長野県北部から新潟県の材料を使っています。いずれにしても日本人が好きな木の1番手ですね。塗装は拭き漆仕上げが多いです。置く場所によって色の濃さも調整できます。和の王様ですか。

机&チェストW1500(オイル)
机&チェストW1500(オイル)

槐材(えんじゅ)

国産の槐材です。仏教五木の一つで全国的には魔除けの木として主に床柱などに使われ住宅用の建材として多用されてきました。工房では地元産、北海道産の材料を使用しています。最近は太い物が無く希少な材料になっています。塗装はオイル仕上げ、拭き漆仕上げが多いです

桟積み作業
桟積み作業

針桐材(栓)

国産材、日本固有の材です。杢目は欅によく似ていますが、色は真っ白です。漆の乗りが良くどんな色にも染まります。昔は欅の代用に多用されましたが近年その数が減り希少な材になっています。塗装は拭き漆、春慶塗り、草木染め等に仕上げます。オイル仕上げでも綺麗です。

 

厨子W450H650D300ウレタン
厨子W450H650D300ウレタン

サクラ材 

サクラ材は種類が多い材です。大きく分けて山桜系と樺系に分けられます。山桜系は山桜、チェリー、シュリ桜など樺系はミズメ桜、アサダ、などです。工房では国産の山桜、アサダ、を使っていますが堅く粘りのある材です。高級材で使い込むと褐色になってきます。塗装は主にオイル仕上げが中心ですが、民芸家具のように漆を塗ることもあります。木壁画のご注文の場合は木の色の変色を防ぐために環境対応型(シックハウス対応)のウレタンを塗ることがあります。

厨子W500H750D400オイル
厨子W500H750D400オイル

ウォールナット材

ウォールナット材は北米産の材です。日本語でクルミですが日本のクルミ材は褐色もしくはクリーム色です(クルミの種類によって違います)ので工房では材を仕分けるために呼び名を変えています。高級キャビネット材で世界的にもよく知られている材です。適度に堅く色は焦げ茶色ですが経年変化で黒みが取れで赤みが出てきます。塗装は主にオイル仕上げですがお客様の中には薄く環境対応型ウレタン塗装や拭き漆を希望される方もいます

厨子W320H410D250オイル
厨子W320H410D250オイル

チーク材

チーク材は主に熱帯アジア(タイ、ベトナム、ミャンマーなど)で育ちます。世界の高級材ですので他の広葉樹などの3倍ほどの価格で取引されています。最近は伐採禁止区域が広がりますます価格が高騰しています。材の特徴は水に強く油分を多く含み独特の香りがします変形しにくく密度が高く同じ体積でも他の材よりも重くなります。適度に硬いのですが刃物が傷みすぐに切れなくなってしまいます。また、刃物には樹液がこびりついて切れなくなってしまいます。刃物の手入れの時間のほうが長いかもしれません、職人泣かせですね。

制作期間や価格は割高ですが、根強い人気が有ります。塗装はオイル仕上げが多いです。

カエデ材

カエデ材は日本ではイタヤカエデ、北米産の物はメイプル材と呼びます。材質は硬く密度が高く重い素材です。比較的経年変化が少なく白い色が保持されます。神道の方やキリスト教の方が御注文されますが、明るい素材なので最近は宗教に関係なく明るいお部屋に合わせて御注文が増えてきています。ご先祖様と共に明るく毎日が暮らせますように祈る方も増えています。仕上げはウレタン仕上げ、オイル仕上げが多いです。